◆下車、湯島へ◆

2001年5月15日
 ちょっと考えを整理したくて、秋葉原で降りて湯島聖堂に行きました。所々に画家の卵さんたちが思い思いのスケッチをしています。あまりに静かで一心不乱で、風景の一部に溶け込んでいるような錯覚さえ覚えます。

 今日は湯島のどこが見たい、というのはなかったので、一歩一歩石畳を確かめるように歩きました。林と木陰と陽射、そして喧騒から遮断された空間に浸ると、自然と霊性漂い常世と切り離されたかのようです。

 考えをまとめるつもりが、なんだかボーっとしてるだけでもいいかな、と思い、気分に身を任せてみることにしました。考えるのを止め、ただ呼吸するだけ。たまにゃ、こんな時間を持つのも許されるかも。俗っぽく”癒し”なんて言葉に帰結させるのは憚れる気がします。思いを伝えるには言葉では足りない、と誰かがのたもうてましたが、一番近い意味の言葉に落ち着かせてしまうとパトスすら伝えられない。未熟。


”SKY SAW"
All the parts turn to words
All the words grow to secrets
No one knows what they mean
Everyone just ignores them
(by BRIAN ENO)


あ、陰陽師見逃した・・・

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