どうも、こんちゃ。なかなかネットにつなげるPC見かけません。イーワケです(また不明瞭な答えを・・・)。


充実していると時間がたつのがとても早く感じます。人間の主観評価はいい加減。でもだからこそ、何もありはしない日常に幻想を見せてくれるのでしょう。

気付けば広島原爆の日も過日のことに。いかんいかん、私の中の日本人のアイデンティティが薄れ掛けているのか。根無し草はどの土地にも生きることができないぞ、と言い聞かせてます。

時間の流れに関する余話ですが、先日友人と会い、光の速度について意見を交換しました。光の速度で航行できるロケットに乗っていると地球時間の単位でほとんど時間が止まり、地球に帰ると何百年も経っていることがありえる、といいます。映画「サルの惑星」の初代のオチはこれを利用したものですが(動画ファンならガンバスターがより適切でしょうか)、これはどういった現象を説明したものなのでしょう。地球から光の速度で遠ざかっていくこと、となるわけですが、問題は標準軸ではないか、と話は進みました。宇宙上に中心となる軸があるわけではなく、あくまで人間が主観的に設定した(X,Y,Z)の中心が地球ということになっています。この条件設定は客観的な前提ではないので、”遠ざかる”という意味は不確かになります。ロケットが遠ざかるのではなく、地球が光の速度で遠ざかっているとも受け取れるわけです。屁理屈をこねれば、航行距離の中間点を観測地点にすれば、両者とも光の半分の速度でお互い遠ざかっているわけで。う〜ん、この法則は地球の重力下の条件でしか意味をなさないのかな?、と考えた次第。

天文学と物理学は50年前に進化を止めたのか?、と疑い始めたりして。

さてさて、遠出なのにいつもの生活パターンと変わらず本屋に入り浸ったり、バーミヤンで安く済ませたり。まぁ良いか(宵か酔いか)。

森文庫は「夏のレプリカ」読了。これはお気に入りに追加。なんでこんな美しい文章書けるのだろう、と感涙感嘆。以下、恐れ多くも抜粋。

「若いときには,ずいぶん嫌いなものが多かった。何かを嫌いだ、と主張する事は簡単で,気持ちが良い。嫌いだと思い込むことで,自分を確保できる、そんな幻想があった。若者は皆,好きなものを求めるのと同じだけのエネルギィを使って,嫌いなものを一生懸命探している。そうすることで、自分が明確になると信じている。」

「友人の突然の変貌には多少戸惑ったが、それは、とても純粋なものに触れたときの恥ずかしさに類似したものだった。」

・・・私には、クイーンとルークを捨ててキングを獲る覚悟はできただろうか。そう考えるとこの神々しい文字の羅列に平伏するのみではないか。才人に触れることは受け手に哀しさと豊かな表情を与えてくれる。これがミステリィか。

と、傾向的に好みのものは、
・すべてがFになる
・笑わない数学者(1位かな)
・封印再度
・まどろみ消去(前にも書いたね)
・夏のレプリカ
統計的に。共通ってんとして、推理&トリックよりもストーリィの一節一節に「オオッ!」っと感じているようです。


なるほど、
Replaceable Summer

ではでは。

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