▼場所を変えて感謝。

品数の多さよりも、この店の本棚は幸せ者。そっと手を伸ばしページをめくりたくなる。

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新潮文庫・モーム。

毎日のほんの少しの変化に一喜一憂するこの頃です。今日は静かな雨でした。TVやバスの騒音にかき消されていましたが深夜にやっと静けさを取り戻しました。いつから音で無音を締め出そうとしはじめたのでしょう?雨が地面をひさしをノックする音は静けさを倍増させるように聞こえます。ひっそりとひっそりと。寂しさを勘違いさせる雨の臭いも私を幻惑したようです。

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ちょっと「イブニング」ネタ。電車で本を読んでいる人を見るとと柳沢教授を思い出すように関連付けしてしまった。余計な思い入れのせいで観察眼が濁るのも、2〜3日は仕方ない。「わんっ」と叫んだその表情に何故か深読みしたくなる癒しを感じたり。

今回の「サトラレ」は今までになかった軸の描き方。一人でストーリィからペン入れまで書き上げたのだろうか。いや、憶測だけれども、作者は編集者なりの良いパートナーに恵まれているようだ。“他者の存在感”がこれほどまでに強調された回はなかったから。それゆえの苦労もあったのだろうな、と誌面を通じた作者との会話で読み取れる。P148から149への切り替えに難を感じるが瑣末なこと。佐藤マコト氏の遺伝子は確かに私の中に入りました。

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明日の買い物リスト。

・不思議な少年/山下和美/¥580
・ジパング/かわぐちかいじ/505

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「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」のアピール、どうにかならないものか。新古書店でのコミックスの売買に反対します、というもの。著作料回収のルールをブックオフ等に求めたいのか。それとも現行の著作権法の適用をメディアからコンテンツに鞍替えしたいのか。方針があまりに不定。漫画作家の将来性、を訴えたいなら全体を包括的に捉えるべき。同人が小銭稼ぎの場ではもはや無いこと、他エンタ業界を含めたロビー活動、漫画の与えるプラスとマイナスの影響の研究の成果を出すこと、など。未だスタート地点にさえも立っていない。


ではでは。


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