◆ぬくぬく。◆

2001年10月29日

▼「いまさら」だから斜め読みくらいで。

エイジ・オブ・アクセス/ジェレミー・リフキン/集英社

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羽が生えてます。飛んでいきます。Much money!

昨日リンクしたノースフェイスのRadiant Redpoint jacket(GP)、買ってしまいました!ホントに着心地良いし、ダウンジャケットの1/3の厚さなのにシンセティック中綿だから同じくらい温かい。色も無染色のケブラーにリップストップ織のような配色で、めちゃ気に入りました。あ〜、あったか〜い(^^)。

候補として同シリーズのフード無しver.があったのですが、防風処理をしたフリースの延長上のようなディティール(裾とかジップが)でいまいち決め手に欠けます。又、消去法の選択要因としてアウターに着る物としての性質を帯びていない感があり。袖のところにアウタージャケットにフィックスするためのベルクロが付いていたり、で街中で着ていて通の人から見たら失笑を買うかもしれませんので。ま、細かいことでありますけれど。

4〜5年前から定着した(というか大衆化してきた)同社のダウンのヌプシジャケット、の主に黒、は初めから選択肢から外れてもらう。すーーーーっごい贋物多いし、ディパック背負うと胸のところだけ盛り上がって見えてしまうので(←解釈次第)。ダウンは雨にも弱いしね。

ちょっと贋物について考察。

タグの付き具合がどうとか、ラベルの印刷が、という見分け方はHDPの誌面で特集するぶんには便利な方法です。否定はしません。しかし。グースダウンの更に数%しか使えない高級な羽毛を使って1万円以下で買える訳はない。安物はフェザー入れ過ぎで固いだけで復元力少ないし、何より着心地がよろしくない。袖を通して肩を動かしてみれば簡単に見分けがつくのでお試しあれ。

さて。

あー買っちゃったよ〜、との帰途。電車の中で缶コーヒーの景品の革製コートの広告に目が行く。そういえば革って天然素材。牧畜してるから厳密にはnaturallyではない、ってのも興味深いテーマではありますが今回は省略。工業製品のナイロンみたいいに平行四辺形のシートを織り上げることはできないマテリアル。歪な状態からカッティングして製品に仕上げるのか〜、と少々感心。よく同じ形のコートが出来上がるものだと思います。捨てる部分が多いということなのでしょうか?

防寒具ばなし、もう一つ。

どこに行ってもフリースが目立つ今日この頃。ユニクロのおかげで品質の下限はさすがに数年前と比べてボトムアップされてきました。洗濯を繰り返しても大丈夫(ですよね?社長!)な品質に仕上がってきていると聞きます。数年前はフリース素材ではなく羊毛のセーターが役割を担っていました。比較すればいまはまだセーターの方がメジャー、といえますが時代と時代の合間にいるようなのでコメント。

「セーターは暖かく、フリースは温かい」

それぞれ寒い、冷たい、の反意語。フリースの温かさとは均質的な温度上昇効果。一方セーターは不均質。しかし何故だか捨てきれないものがあります。これはなんでしょう。焚き火の飛び火に掠ってしまうとただれてしまうフリース素材。ああ、PET素材なんだ、プラスティックなのだな、と確認させる固くなった破片。一方、火事になったら毛布をかける場面もあるほど耐熱性がある羊毛素材。夕陽評論家の由比さんは古いストーブが爆発(!)したとき、セーター着たまま寝っころがって部屋を往復して消したとか。すごい武勇談。重量はかさばるけれど、糸にほぐせばまたセーターに生まれ変わるリサイクル性があったりと、決してフリースのそれに負けていません。不均質な暖かさだからこそ、馴染める安心さみたいなものもありますよね。捨てがたい。

近頃はジャンケンのようなダイアグラムは薄れ、A<B<C<DといったDが最強、みたいな風潮が衣服以外にも席巻してます。近視眼だと楽しいこと見失いがちになるな〜、と中吊り広告見ながら思いました、とさ。


ではでは。



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