▼モノは試し。

現段階でSuicaに取り替えて得をするのは、JR単線だけで家から目的地に着ける人だけ、のようです。

↑私鉄との提携はまだまだ。ひと手間増えます。ただ、チャージ機能は秀逸。

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Suicaカードを作ったのはソニー。未だこの種のICカードは偽造が為されたことはないとのこと。どの程度の集積度(単位はメガなのでしょうか?)かに拠りますが、更に将来的には超高速なサーバーに乗降データが残される仕組みになるのではないか、と予想。定期券を受信部にかざす短時間の間に行うのは現状では大変難しいですが、もし実現すれば顧客のデータを掴むことができる。どの区間を、どういった周期で、いつからいつまで時間を消費するのか、を。駅のPOSデータみたく機能することになるはず。応用的には効率の良い駅前開発などが可能に。

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さて。

数日前にTVのワイドショーを久しぶりに見ました。私が興味を持ったのは一つ。

「現代命名事情」

とても分かりやすい形で“時代性”が現れているなぁ、と感じました。専門家の分析では「字画の良さより、イメージや耳障りの良さで名付けている」そうな。“マリン”なんてどういう漢字を当てはめるんだ??“曼荼羅”みたいな珍走団を連想させる妙な漢字が多〜い〜!絶対巣鴨にいる方々じゃ読めませんて。

何故このような傾向があるのでしょうか。私が番組を見てまず頭に浮かんだのは「WEBネームみたいだ」ということ。ペンネーム等もありますが、現在メジャーな匿名はWEBネーム。WEBでは好きな名前を自称できます。わざわざ嫌悪しているものを名前にする人もいないでしょうから、基本的には「自分の好む、自称したいし(他者から)呼ばれたい名前」になります。

一方、リアルな名前の方はどうかというと、太郎とか花子とかはもう無いにしろ、意味のある漢字や祖先の名前の1字を合わせた物であったりします。これには例外なく「親の思い」が込められた名前であると思います。

しかし、親の夢「このように育って欲しい」という期待が子の生き方の抵抗・阻害になってしまうことがあります。多少なりとも皆々にも身の憶えがあるのではないでしょうか。そういった理想と現実のギャップに挟まれて苦悩する経験、私には確実にあります。幼少のころに「医者になりたい」「弁護士が夢です」なんて、よくも分からず言わされる、という光景を見る機会が多いだけに、少々心苦しいときも有ります。

子供を産んで親になると、そのような苦々しい経験を忘れてしまうものなのでしょうか?WEBネームのような名前は、以前の命名法よりも如実に「かくあるべし」的意味合いが強まっています。当然の部類に入ることで、誰彼を責めるべきものではありませんが…。

切り替えて外殻を見てみましょうか。発声してみたときに欧米の名前に聞こえるものが大勢を占めている事実について。SF映画などで日系人顔のキャラクターがカタカナ表記で記号化されている、事例を想像してしまいます。こういった傾向は2300年ほど前のアレクサンドロス大王の政策に似ているものがありますね。侵略しても、支配するのではなく民族に融け込むというように。日本でも将来的にジョージやらキャサリンやらが確実に増えてきそうですね。

ま〜、今でさえ「昭和生まれの〜」という古臭さを意味する冠詞がまかり通ろうとしているのですからねぇ。これから50年後、2世代ほど後の人が人類史の主役になっているときには、私たちの世代の“伝統的”命名法が極めてマイナーなものになっているでしょう(泣)。

さて、想像してください。あなたに男女の双子が生まれました。それぞれどのような名前をつけますか?美(ちゅら)とか千尋、なんてつけると多分恥ずかしいことになりますよ〜。ナコルルとつける人はいまいが。


ではでは。


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