◆継ぎ足した物差し。◆
2001年11月28日▼太陽と月のあいだ。
感傷的にならない。無機質にもならない。繰り返されてきたもので、これからも変わらず繰り返されると信じているもの。2桁の描写。
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とある授業で気付いたことがありました。
そんな突飛なことじゃありません。普通に「…、60年代は○○の学説が主流で…」。この“60年代”、下二桁で時代を表すやり方にちょっと興味を惹かれたのでした。
一番記憶に新しいのはやはり2000年問題でしょう。誤動作するのではないか、と騒ぎになりましたね。人事を尽くしたおかげで災難を避けることができたと考えております。
私がふと思ったのは「人生の縮尺」ではないか、ということ。敦盛で「人間50年〜」と謡われた時代もありました。今もって人間80年。知らず知らずのうちに下二桁で時代を表記していることって、自身の人生の縮尺なのかもしれない、と思えるようになりました。人生の上限を、経験したこともないのに、わきまえているのです。
やはり全てはカウントダウンなのかな、と思い至りました。カウントアップが有効な場面とは何でしょう?…あるでしょうか?
とは言うものの、カウントダウンが有効なのは人1人の人生においてのみ、だと逆に知らされます。世代を引き継ぐ作業というのは常にカウンターは類型的に上昇するものを示しています。記録も記憶も減るものは有りません。つまりはカウントダウンの思想言うに捕らわれているうちは自分の生命の縮尺においてのみ生かされているわけです。
太陽がいつまでも照りつづける保証も人が転生するそれもありません。が、確実に存在するのは次代への引継ぎ。遺伝子でもミームでも、遺せるものを遺しましょうか。
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「アイソパラメトリック」届きました。4300円。そもそもの母数からして意味は薄いかもしれませんが、三省堂本店にまだ6冊在庫ありました。完全ファン向け、妥協なし。尖ったのがこれまた♪
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今日の散財。
・アイソパラメトリック
・DVD「フルーツバスケット」3巻
ではでは。
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