◆イヤなことばかり目についてしまう日。◆
2001年12月6日▼電車での風景。
自分に失望するために隣の人の本を覗く人々。
↑吊り革に掴まる私の目の前には「ACCESS教本・宝塚・ゲンダイ」。…人のことは言えないけれど。
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システムエラーとヒューマンエラーについて。
「システムを構築する」とは、運用者のスキルレベルの上下に関わらず安定して出力させるために用意されるもの。ノウハウの蓄積。
今回、“誰でもできる”という職業的性格に関しては扱わない。ここで取り上げるのは、「システム」がカバーできる領域と「人間的能力」に依存している領域、について。
システムには一定のフォーマットが用意される。そして適用する場面に対して可変する“遊び”が準備されている。例えるならば靴下のように、個々人にオーダーメイドする場合のデメリットを圧縮するためにフォーマットの定型化がなされるわけである。
では、全てが伸縮性によってカバーできるかというと勿論そんな事はない。そしてその多くはシステムの隙間において、或いは隙間を知らずに作り上げてしまうことにおいてエラーは現出する。それらの多くはヒューマンエラーとして記録される(記録できるシステムがあれば、の話であるが)。
しかし、想定されていないヒューマンエラーというのは一体どんなものなのだろう。定義のとおりであればデモンストレーションのできない事象の集合体ということになる。組織であるのならばそれらはノウハウに還元されるものであるが、そもそもの原因すら事実の前に想定できないものがある。以降のシステムでパッチを当てられないものが。
思うに、ターム(期間)とタームの間、がそれに当たるのではないだろうか。扱うべき領域と他のシステムが担当すべき領域との間。求められるべくは親和性?
いま家の前の道路を工事している(というか掘り返している)のですが、工事現場を挟んで誘導員が2人、工事に2人います。私が自転車で道に出ようかな、としたとき、横から自動車が!危うくブレーキを握ったのですが、そのとき誘導員の1人はコンビニ弁当の袋を下げて作業員と談話していたのです。ブレーキ音を耳にして、口を半開きにして振り返って一言「あぁ…」。
昼休みに入るところだったのでしょう。でも時間が来たから仕事切り上げる、ってのは…。交代要員配置についてからまったりしようよ。サッカーでも前後半の開始終了の5分の間にもっとも失点が多い、と聞きます。様々な不確定要因のある現実のケースならなおさらでありましょう。
このようなオブジェクトとオブジェクトを繋ぐジョイントが今後望まれていくのではないか、と考えます。既に製品は単体では完成域に入ったと認定して問題ない段階。ならば新たな発明は基礎研究部門の才能と積み上げに任せて、現在ある独自規格を幅広く適合させ得る仕組みの構築に資本と人材を注力すべきだ、と結論付けられます。
一方で、大きな枠組みで予め機器と機器をジョイント済みで提示して商品化しているものは、それだけで未来形を感じさせる魅力に満ちているものです。そのようなある方向性を持たせたものを作り出す・・・、手広くやるために大資本が必要でありますなぁ。
↑「モノ・領域・オブジェクト」にはそれぞれ思い当たるものを入れてください・・・。ってかジョイントを定義してくださいな。
イヤなもの??後付けの理由?ではでは。
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