◆暮れちゃいます、七転び八起き。◆
2001年12月29日▼日々連綿。
きまぐれな天気のように、善いことも悪いこともありました。今年の52週間は、一つのタームとして、もうじき暮れます。
今年も皆様お疲れ様でした。
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来年のことを噂すると鬼が笑う、といいます。それならばこの季節は始終笑いっぱなしでしょう。計画を立てないで暮らせというのはムリなんですから。
あ、さて。
靖国神社のTVCMが流れているのはご存知ですか?右派思想なぞ皆無。軍隊基調も皆無。なにせ「狛犬さんにこんにちは〜でっかい鳥居がお出迎え〜」ですっ!
なんでしょう、このイメージ戦略は。ライトに参拝してもらえる神社にしたいのでしょうか。2001年に付きまとってしまったものを払拭する、という意味なら新年参賀でやり直しを図るのも理解しやすい。
しかし、問題は“いかにも広告代理店がプロデュースしました”的な戦略に乗ったことにあるような気がします。商業ベースで考えないものなぞ、世の中に両手で足りるくらいしかない。別段それを咎めるようなことではありません。問題のコアは「広告の特性」、ここでは「一面性のみに焦点を絞る」という性質。
靖国神社のもつ戦後保証・政教分離・外人慰霊碑の問題を全く路傍の石とし、広大な境内ばかりをクローズアップすること。この意図的な忘却と刷り込みに注意を払わねばならなくなる事実。対象の本質を掴みにくくする技巧。
果たして広告は未来の指標になるか。誰をどこへ導くか。電通や博報堂に進む人は、何をどう変質させたいのだろうか。ちょっと聞きたいかも。
私?私は・・・何をすると思います?なんてね。
ではでは。
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