◆コラボ・フォト・マキコ・ヒロシ◆
2002年2月3日▼室内を満たす“香り”
嗅覚って人類で最も後回しにされている感覚なのでしょうか?普段忘れていても、「ハッ!」っとさせられるのですよね、香りに。
↑ティーポットのふたを開けた瞬間とか。
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>>TVネタ。
今、物欲を刺激する手法は「コラボレーション」なのだそうです。缶コーヒー“ボス”のCMが多岐に渡ってインパクトを与えるように、単体で挙行するよりも人目を引くのだそうです。
これまで主流だった「限定商品」手法は在り来たりのものになってしまって、根拠の無い希少感であると消費者に定着してしまったとのこと。エンタ業界で初回版やレア物扱いされた商品が減っているのがその証拠でしょう。
さて、「コラボレーション」の具体例ですが、私が興味を惹かれた者にBEAMSコラボがあります。同社は5年前から企業ロゴを用いたTシャツ(ex.NOKIA...)などを販売しており、“コラボの尖兵”と呼ばれているそうです。その仕掛け人いわく、
「コラボレーションは事業提携やタイアップとは違う物なんです」
と述べていた。自社にウリもアイデアもないから他(ヨソ)に頼りましょう、というのではなく、自陣営の強みを理解した上で利益を共有できる所に提案をすること、と云えるでしょう。
実際、Sony社とコラボレーションを提案してカタチを出力しています(http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/W/w_03-1.html)。「いいなぁ」と思うか、「羨ましい!」と思うかで、人生の選択する理由にもなり得ますが、1人の消費者としてコラボ・スタイルはどうでしょうか。私的にはこういったコンセプトの分かり易いものは受け入れたい欲求あり。今後カタチだけを真似したノンポリシーのメーカーが出てくるでしょう。そういった種類の二番煎じ屋は売っている物が何であるか、勘違いしがちになるかもしれません。売り物はハードではなく、“未来を見せるビジョン”であり“所有するイメージ”であるのに。
しかしこのコラボも新鮮さを保つのは現時点だけで、すぐに陳腐なものにさせられてしまうでしょうね。なんとまぁ、人間の業の深きことよ。でもまぁ「すぐ」の解釈次第ではありますが・・・。コラボ・ポリシーが商品単位ではなく、企業単位で実行されることを私は望みます。ハードを売るだけの会社、ソフトを開発するだけの会社、システムを売るだけの会社・・・。ニッチと蔑んできた地域に需要が見え隠れしませんか?
先走った投資家がセメダインやアロンアルファを買い占めたりしないかな〜。なんて。
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>>写真
先日も話題にした“撮ること”について。「撮る」と「盗る」で揉め事が起きたりするのはアレですが。この間図書館の外観を撮影していて、距離が近すぎてうまく捉えられないことがありました。人を撮影するのは気恥ずかしい面がありますが、静物はそうではないようで。レンガ舗装の上に寝転がって、青空に向かってスクスク伸びる青竹のように、建物をパチリ。
んん〜、路上で人様に向かってこんなことしてたら・・・後ろに手が回りそうですね(ついでにTIMEの表紙を飾るかもね)。
>>田中真紀子“元”外相
「損して得とれ」というか、元から何も失うものは無かったと云えるというか。「外相」ポストの仕事を何もしていなかった田中氏が罷免されるのは一向に問題ありません。しかし、タイミングの問題とはいえ、下らなくて釣り合わない事と予算問題を引き換えにしたものです。「大臣と官僚」問題については脱サラ受験生さんの日記(http://www.note.ne.jp/diary/11785/20020128、http://www.note.ne.jp/diary/11785/20020130)で述べられているため省略するとして、実務を全うせず、涙を政治の場で通用させてしまう実態の批判が為されていません。その次に大きな問題は「外相ポストも首の挿げ替え可能なポスト」であったことでありましょうか。モー娘。現象に毒されているのでしょうか、努力しているなら許されてしまう、そんな風潮が世論を席巻しているかのようです。大臣、特に外相とは「外貨を稼いでくるための人」です。仕事してください。内部改革が自身の手で完了させるのがムリなら監査機関を設置すべきかと。
代議士だけであるならばナンボか好き勝手できるでしょうけれど、大臣って国政に責任を持つ立場、民間で云えば「取締役」ですからね。当人がやったこと、やらなかったこと、に責任を負う人なのですから。
今回の三者の辞職・辞任騒動を「田中氏外相就任〜辞任」までのタームで眺めた場合、このような結論が導けるでしょう。騒動だけを凝視した場合は田中氏への同情が出力できるでしょう。
当然、国益の観点から見れば前者。自爆寸前の核ミサイル(田中氏)が小泉首相の武器だったとはいえ・・・損失は大きかった。南無。
>>森博嗣氏
相変らず楽しい。過去日記を取り外した理由は・・・「なまもの」だからだろうか。ビジネスであるというのも当然でありますが。潔い、のではなくて割り切り?
ではでは。
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