◆空と悠久の時間。◆
2002年2月4日▼願い。
適えてくれ、とは云わない。
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雑文ふうに。
市ヶ谷でユースの更新を済ませた後、半年振りに靖国神社へ行く。灰色の空に圧迫された瓦の通りを眺め、幾何学的な連続性に何故か、歴史を伴わない未来方向へのみの時間を感じてみる。この壁の内側は日本の近現代の縮図であるのに。
寒風が全ての石畳を凍てつかせ、閑散とした境内にも日本の“冬”が吹き荒んでいる気がする。警備の警察官の、暇を持て余し気味な視線を背中に受けながらお参りを済ませる。そぞろな足取りで絵馬の願掛け所に向かい、誰某とも無い人々の願いを拝見。
大学に合格しますように。
元気な赤ちゃんが生まれますように。
母の病気が治りますように。
僅かですが、心に灯火がさした気がしました。無垢なる善意、か・・・。そうだね、これが私の原点なのかもしれない。一歩、一歩。
歴史の中に現在を見て取り、地表を覆う時間を眼に刻みたい。決意と感謝。
ではでは。
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