◆路傍の哲学者。◆
2002年2月5日▼なぜか多忙。
降ってかかるもの、飛び込んでくるもの。何故?
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時系列順に。
>>ねここねこ。
道端で猫と目が合う。「ここぞ」とばかりにデジカメを構えると、近づいてきて膝にすりすり。うわっ、めっちゃラブリィやわ〜。カメラを持つもう一方の腕でじゃれ遊んであげると、猫のほうからカメラ目線。おかげで思わぬ接写が撮れました(^^)
>>じゃんけん遊び。
駅に向かう途中の小学校を通り過ぎるとき、じゃんけん遊びをしている子供たちとすれ違いました。例のアレです、チョキなら「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト」と6歩進める遊びです。自転車乗る横目でやや懐かしさを感じておりました。
ところで、彼らの歩数のルールが興味深かいものでありました。「チョコレート」6歩、「パイナップル」6歩、「グリコ」3歩、が私の世代の、少なくとも育った地域では、歩数ルールでしたが、彼らが採用していたのは
「グリコのおまけ」7歩
であったのです!身近なところでのカルチャーショックの発見でした。昔ながらのルールでは“グー”は勝敗の確率が他2項と同じであるにも関わらず、リスクを背負って得る対価が1/2でした。このため、余程の戦略を練って“グー”を織り交ぜるのでなければ差をつけられてしまう運命を負うものでした。必然的に“チョキ”の頻度が他を圧倒することになっていました。
しかし、どのような派生かは不確かですが「グリコのおまけ」とは上手く当てはめたものです。6:6:7とメリットとデメリットの比率を15%程度に抑え、運の要素を知勇の駆け引きより低く設定して、駆け引きの妙を最大限に活かすやり方です!
仮に全三項の対価を同一(=6)と設定した場合、“グー”に当てはめるに相応しい単語はなんだろうか、と考えさせられました。「チョコレート」、「パイナップル」、「グリコ」の共通要素として
・1960年以降の日本で
(*劇場アニメ「おもひでぽろぽろ」より、「パイナップル」が子供の憧れのアイテムであると設定)
・子供が好む食物で
・できればカタカナであるもの
が条件であるとします。私は「グリコ」から連想して「グリコーゲン」(リンク:http://www.glico.co.jp/kinenkan/sogyo/sogyo2.htm)と最初当てはめました。が、どうも食べ物という条件から外れる気がしないでもない。散々悩んだあげく語彙力に絶望したので、メールでpucoさん(http://www.note.ne.jp/diary/14610/)に助けを求めることにしました。
知恵を拝借して以下のような単語例を頂きました。
「ぐんかんまき」
「グリンピース」
「グルノーブル」
「グーズベリー」
「グリコ」を形容詞として用いるべし
私には対象物が想像に難いものもありますが、「ぐんかんまき」「グリコの形容詞化」は有意のようです。いきなり突拍子な依頼を受諾して頂いた礼とともに、現代の子供のじゃんけんルールとして提案させてもらいました。
ところで、TV(主にバラエティ)の場で、対価におけるリターンがゼロでリスクのみを強要するプログラムが多々見受けられるように思えます。「負けたら全額自腹」、「罰ゲーム」等々。タレントさんは仕事ですから給料としてのリターンはあるのでしょうが、表向きにプログラムに参加するモチベーションは沸いてくるものなのでしょうか。馬の目の前にニンジンをぶら下げるように、リターンをチラつかせて発奮させる手法。そして尻に火をつけて、罰から逃れるために追い立てる手法。現実問題としてどちらが結果を残すものなのでしょうか?
“欲望”が“退避”より上回るものである、という方が想像し易いですが・・・。ハイリスク・ノーリターンが全盛であることから逆なのでしょうか。疑問は尽きませんが検証方法に乏しいので今は保留。知恵の御座います方、ご一報を。
本日分はこの辺で。ではでは。
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