◆桜花の卒業式。◆
2002年3月26日The End of sentimental Graduation...
感傷的なばかりでもない。
桜の花嵐に包まれる武道館。雑踏のにおいを柔らかな甘い香りに移し変え、目の前に広がるは矢絣、浅萌黄色、深い赤紫、の袴姿。着飾るのは学生だけでなく、付き添いのご両親も。
晴れやか。艶やか。
夢のような世界。そしてこの地に立つものにとっての明らかなピリオド。校歌を口ずさみ、応援団からエールを受け取り、今はっきりと終止符を打つ。「フレー、フレー、M大!フレー、フレー、卒業生!」教授と在校生に元気をもらっちゃいました。
大学に歩いて戻り、学生証と引き換えて卒業証書を受け取る。あら、学生生活終わりました。単位?足りていたんですね。あんなに就活で授業サボっていたのに。
研究棟に赴き、ゼミの指導教授に会いに行く。先生も嬉しそうに出迎えてくれる。私も、自然と顔がほころぶ。奥さんにバレて怒られちゃったよ〜、と云いつつも大量のワインを引き出しから取り出す。他の教授も飛び入りで参加し、これからの私たちにとっての教育論を指導くださる。半ダースほど空けたころからOBも参加。未だにスキーにも一緒に出かけるとも。
大学生活を思い出すと、やはりゼミでの2年間が一番先に頭に浮かびます。先生とこれほど懇意に話をさせて頂いたことはないし、その先生ともゼミ生で共同戦線を組んで対抗した発表会もあった(懐)。
研究室で既に出来上がった一同で、飲み屋に更にご〜!もう飲めましぇん。ってか、研究室で寝に入っちゃいました!こんなに楽しくやったのに…まだ20:30ですか?そりゃそうだ、昼から飲んでるんですもの♪(←この辺が酔っ払い)。
誰しも4月への不安を抱え、吐露する。暗い世の中。世知辛い状況。この状況はあと数年は続くだろう。そしてこれからの自己啓発とは。大学での時間が一番あっという間だった。5月に報告会開こうぜ。俺もう寮に入ってるから…。毎週資格試験で忙しいよ。
不安も総括も生の声。他人事ではない。しかし、悲観ではなく。辛いときには誰かの顔が思い浮かぶであろうし、頑張らなきゃ!、とも発奮させられる。
みんな、私も精一杯やるから、負けないで頑張ろうぜ!世間なんかに邪魔されんな!
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