一日或いは一週間が昨年より格段に早く感じるのは何故だろう?“いつもどおり”な習慣こそが時間の境界線を明確にしているのでしょうか?それとも朝に一日の行動予定を決めているから?

会社での時間はとても短い。やや長く感じる残業時間であっても10%の負荷程度にしかならない。ベルトコンベアの上を更に順走するかのごとき感覚。こうやって加齢していくのでしょうね。

さてもさても。

地下鉄へ降りる階段で吹き上げる風から、科学的インスピレーションとリラクゼーションを拾ってみたりするこの頃。気候もずいぶんと夏らしくなってきました…。女子高生のスカートの短さに一日千秋の想い(というか定番になっているのでしょう)を描いてみたり、一方ノースリーブの社会人を見るにつけて私もシャンブレーのスーツを仕立ててみたいなぁ、と雑念してみたり。

つまりはごちゃまぜなのです。

何色があってもいいのです。


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「ザ・ゴール」(エリヤフ・ゴールドラット著)読了。

購読しているメルマガ「日経新聞の読みどころ」(http://www.funfactorygroup.com/miyamoto/private)で以前何回か引用されていたので興味を持っていました。TOC理論の入門書として最適!、だそうなのですが…そんな先入観は必要ない丁寧なつくりでした。すべてはキャッシュフローのために一段一段理解度を高めていくストーリィ。ポイントは極力少なくして、サクセスストーリィへ昇華させる。

初めて目にした私には新鮮なものと映りましたが、この手法はバブル時代の日本企業が始めたことで(現在は人材の流動化と設備削減によって伝統は断絶している)、当時のニュースなどと組み合わせれば別段目新しいものではないのかもしれません。それゆえ今頃になって「TOCセミナー」と謳う催しは疑ってかからねばならないでしょう。それでもこの書が優秀なのは「読了が簡易」「目を通すだけで理解できる」からであります。ページ数の多さに恐れ慄き、手を初めから出さないのも機会のロスと云えるかもしれません。

これを読了直後は、右折するため信号機の前で渋滞を作っている先頭の車を「これこそがボトルネックだ!」と頬を吊り上げてしまうこともありました。題材を変えてみて電車の輸送能力とスケジューリングをガントチャートに描いてみたいなぁ、とぼやいてみたりもしました。

そんなこんなで映画一本分程度のエンタとインプットになりました。それなりに、それなりに。


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