◆フローの最適化のために。◆
2002年8月27日仕事とは呼べない、原始的な作業にて。
<1>カードの枚数を確認する。
<2>封筒の中にカードを入れる。
<3>封を折る
<4>粘着テープで留める。
このような単純工程を経て7000枚ほど作成したのですが、ここでTOC(制約理論)を大きく意識させられました。
フォード式大量生産の技法の如く、一工程のみを一担当者が行い、流れ作業を行いました。ここで「前の工程から部材が来ない」ために作業が中断させられる「ボトルネック」の発生を目撃できたのです。エリヤフ・ゴールドラット博士の著書「ザ・ゴール」を読まれた方なら、この時点で納得の事と思います。そう、“ボトルネックを中心にして考える”思考プロセスを試してみたのです。
自分担当の作業工程を部分最適化&ルーティンワークさせ、手は手間を省き能率を上げます。その一方で、プラントマネージャの視点で作業全体を見渡します。そこでボトルネックの発生を確認したら、仕掛在庫の量を加味してからその作業に参加して全体のスピードをあげ、“キャッシュフロー(ここでは完成品)”を最大化するのです。
う〜ん、なんでしょうね。最近は道路で渋滞を見るとその混雑の原因となる先頭車両を探してしまいますし、「ザ・ゴール」シリーズにかぶれていますな。続刊の「it’s not Luck」も現状問題把握ツリーの構築の仕方など、興味深い点がいっぱいでありました。
だから何?っていったらそれまでだけど〜。
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