◆故郷に届く手。◆
2002年11月27日プルルルルル。
プルルルルル。
プルル…ガチャ。
「あぁもしもし?煎餅(仮名)だけど」
「うー、うぃす。んーなに?」
「いや別に何ってわけじゃないけど」
「(ゴホゴホ)」
「ん?風邪だったか?」
「あー大したことじゃないけど」
「セブンイレブンでりんごヨーグルト売ってるから買っとき」
自然と口から全国チェーンのコンビニ名出したわけだけれど、地元で暮らす友人にも自分の想像する環境が用意されているはず、と身に付いていました。この現象は「恐るべしグローバリズム」と解釈してしまうと一等つまらなくなります(その上適切ではない)。身近な空気、ここで手を伸ばせば、あちら側のオブジェクトに手が届く。そんなSFチックな感覚。
たまにはこんな時間も。落ち葉を踏んで歩こう。オリオン座を見上げて深呼吸しよう。
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