◆Gravity of IP and then...◆
2003年2月14日駅を降りると午前様…、なのはいつものことなのだけれど、気分的にコンビニに寄りたくなかったのでひとつ前の駅で降り、深夜までやっているスーパーに行く事に。週末だから明日に響かないし、生活物資は日々消費していくものであるし。
WBSで「クイックパスタ」新事業の特集を見たときに気になっていた“レンジでパスタを茹でられる耐熱容器”、なるものが売っていないかなどと期待しつつ。シャワー浴びている間に調理できそうなので、余暇の時間を確保できるかもしれない、と。学生のときはパスタは安価に食事を済ませる一番の手段であったので、それなりにオリーブオイルやソースに凝ったものだけれど、その延長でコンビニのパスタの割高で冗長な味付けに満足できなくなっています。お気に入りだった専門店も潰れてしまったし…他に探さないと。
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TV番組「もしも体感バラエティif」を視聴。
毎回特集を組んでifなシチュエーションを想像してみる番組で、今回は“もしもアナタの携帯電話がなくなったら…”でした。携帯電話を一時的に使えない状況を設けてみて、初めてその有用性、または拘束性に気付く……、というシナリオを想像していましたが、発想は意外な帰結にたどり着きました。
IPv6の話題が華やかな2年ほど前、「全ての電化製品にはIPアドレスが割り振られ、ネットに接続可能になる」という喧伝が世を闊歩していました。番組を見て、そして今になってみて、初めてこのような発想が技術者(若しくはサプライヤ)のものでしかなかった、と深く思い知らされます。現在の携帯電話には(…なんて書き出すと今更感満載ですね)ほぼカメラ機能搭載で、当然Web接続(実際は限られたサイトだけですが)も当たり前。
2年前の想定とは異なり、各種機器に通信機能が付随するのではなく、通信機器に一つの機能として機器が埋め込まれる。このことはデジタルカメラやPIMよりも、Web接続の方が主役であることの証左と云えましょう。現在の集積回路の都合、そして性能と対価の問題で、携帯電話にはメガピクセルのカメラは搭載されていません。しかし、そのベクトルの単純な延長路線としてそのうち搭載される事になるでしょう。
ここで気になるのは“次代の携帯電話は何の夢を見るか?”ということです。デジカメにしても、単品の機能で比較すればデジカメ創世記の31万画素程度しかないのに、その利用頻度は本家の其れを圧倒しています。つまりキーワードは「携帯=いつでもどこでも掌の中にある身近さ」、になるのではないでしょうか。そしてその利用形態は携帯電話内部で完結するもの、また記憶ユニットとして他の外接機器を利用して利便性を高めるもの、の2タイプのベクトルがこれから数年の趨勢になるのでは、と予想しています。
デジカメや会員証、預金口座管理、さてさてどんなものがあとに続くでしょう?個人的にはテキストの入力部分の弱さを補ってくれること、画面の狭さによる閲覧性の低さをどうにかしてカバーしたいところ。それに相変わらず単品機能ラヴな人なので、カメラや時計は持ち歩くつもり。最大の購入動機はFriend Contentsであるのは未だ変わっていないようでちょっと安心(ビジネス向けに開発されていない、という意味ではちょっと残念ではありますが)。
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