◆短期記憶を釣り上げてみる。◆
2003年3月22日「思い出そうとしているのに、思い出せないことと」
世間では二つの立場があるらしい。
1:思い出す必要がないくらい、価値のない情報だった
2:必要なときに思い出すように深いディレクトリに書き込まれるので、そのときのようなラッキーチャンスを待つ(有るといいですね)
私的には“思いつき”はインスピレーションの象徴だと思っているので、できるだけメモするようにしている。が、創作に当てるアプリを自分は同時に複数起動できないので、ぽっとまた新しいアイデアが湧くと強制終了されてしまって取り戻せなくなってしまう(とほほ)。
と、このような条件を踏まえて。CLIEに書き溜めたフレーズを整理のために列挙してみます。
■「子供なりの背伸びの仕方」
確かフードコートで目に入ったポップな子供服を見ての感想。MJで「ナルミヤ」という子供服のブランドがミニモニ世代に支持を受けている、との記事を読んだ事がありました。その延長として、服飾だけでなく、ライフスタイル全般に渡って商品を提供していく旨のベクトルを発信していました。
自分の中でプライオリティの高いブランドで身を固める。その意識はシンプルで理解できますね。ただ、教室の中が世間の全てである時期は非常に限定的です。脱皮していく事を戦略に織り込んでおかないと、足を掬われるかもしれません。高校野球の監督がぼやいていた言葉が気になります。「そろそろ使える選手になったと思ったら卒業して行ってしまうからな…」
■「通信技術がライフスタイルを変える」
カメラ機能がIPに吸収される、というのは以前書きました。携帯電話の画像をメール添付で気軽に送れる機能を活用して、一人でショッピングに行っても画像を友人に見てもらうことで“お見立て”を済ませてしまえる、ということがあるそうです。“繋がっていたい”気持ちは変わらないものの、一人で動ける機動性、そして逆の気持ちの“縛られたくない”気持ちを曖昧に包んでコミュニケートとして成り立たせることが可能になったのです。
こういったユーザ側の変革は、得てしてパブリッシャ側(ここで云う通信事業者)が意図してコーディネイトしたものではありません。つまり、「テクノロジィは未来を変革する」。けれどもその対偶は真では無いことを示しています。あくまでもパブリッシャは“方向性”というサーチライトで広角に照らす事は出来ても、レーザのように起点ポイントと終点ポイントを結ぶ、ズバリなベクトルを示すことは出来ないのです。う〜ん、思考が広がるなぁ。
■「本が単なるメディアだと思っていない人」
森氏日記より。私は目覚めていませんが、移動手段として以外のクルマ、もそうかもしれません…。
■「妄り(みだ=り):筋の通らないこと、淫ら(みだ=ら):アレ関係」
言葉遣いのあれこれ。「みだらに手を出してはいけません」とか、「みだらに奇声をあげないように」なぞという使い方をすると目が点。
■「値段には、希少価値が高いものと、手間がかかるから高いもの、があります」
ゲーム業界から音楽業界に伝染した悪癖「限定版」なるものが作り出した膿。希少価値を煽って購買させようとしているけれど、そもそもマスアイテムでそれは有り得ない訳で。後者の意味で限定版を出してくれれば本当のファンサービスになりますよ。
数が多いので今回はコレまで。
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