本日は森博嗣の新刊発売日。書店営業時間内に仕事を上がれるように先週からセッティングし、計画通りに実行する。特に今回は三省堂本店で講演会(そう、ここがポイント!試験に出ますよ〜!)があり、名刺交換会とはウェイトが違うのです。昨日の『「迷宮百年の睡魔」発行記念講演会』に落選してしまっていることもあり、今度こそはモノにしたいところ。

 唯一つ、予定外だったのは「アンチ・ハウス」だけでなく、刊行予定日より早く「迷宮百年の睡魔」まで購入できたこと。当座どちらか読めないにしても、ここは出版社の計らいに便乗して両方購入しておくことに。まずは第一目標の「アンチ・ハウス」からでしょうね(文字変換すると第一候補に「安置ハウス」になってしまう…、ダークかも)。

 まだ読書中ですが…、メールの往復書簡形式に懐かしさを感じてしまいます。やり取りの山場に脚注が付けられていて、自然と焦点が絞られてゆきます。

 建築の専門用語がクロスするセンテンスになるたびに、2行戻って文脈を確認する作業を繰り返してしまいます(効率悪いが、詮方なし)。正直、それでも理解できていませんし、完全に理解できると思っていないので構わない、というのが正直なところですが…、勿体無いのは確か。それでも話が一般解に落とし込まれる部分は興味を惹かれます。2次元の正六角形を三等分したひし形、そのように2次元の誌面を見る網膜には映ります。しかし大脳中枢でのデコード処理されると、立方体に見えるようになります。この理論を積み上げて4次元の捩れに発展していきますが…(理解に乏しいです)。

 一般に『4次元』は3次元に"時間"のベクトル軸が伸びたもの、と解釈されています。「アンチ・ハウス」で左記の話題が出ていてタイムリーなのでここで紹介しておきましょう。雑誌「子供の科学」今月号でCADにおける『4次元』が取り上げられていました。こちらに於けるベクトルは"動き"でした。家庭用ゲームでも3D表現が当たり前のことになっていますが、ゲームパッドを握っているプレイヤの大脳では「2次元→3次元→4次元」のデコード処理が成されていたことになります。解釈の問題としても、興味を引く点ですね(今更感は拭えませんが)。理論より実戦が先なため、数値のすり合わせが主で、理論の発展が副になってしまっています。残念。

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