こういうものは勢いで。

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白倉由美著「きみを守るためにぼくは夢をみる」、読了。

 ひゃぁ、最高です!夏色豊かなこの作品を、まだ夏の名残が残る"今"に読めて良かった〜、と極めて素朴に感想。

 きっかけはダ・ヴィンチ誌の糸井重里氏のコメント。「新海誠さんがどうして支持されているのか、分かった気がする」の一文。児童文学だし、初めて読む作家だし…、ネガティブになれる理由なら幾らでも挙げることは出来た。しかしポケットに手を突っ込みながら入道雲を見上げる、ずっと先を見ている少年……そんな表紙を忘れる事が出来なかったのでした。
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 読了感、と云うのでしょうか。読後の空間を占めるのは健やかに伸びたラベンダーの香り…例えるならばそんな感じでしょうか。ちょっと優しくなれるかも知れない、そんな一冊でした。

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