整理のためのメモ。

■アイリッシュ/ブリティッシュパブ

 突如としてUK熱、急上昇。シャーロックホームズとかマン島、シェトランド、オークレー行ってみたいナリ。世界史受験のとき諳んじていた筈の歴代王朝名、断片化しちゃってます。ギョーム公はいつだったか。

 そんなわけで身近で味わえることから始めませう。フィッシュアンドチップス、スコーン、クリームティ。都内でもパブで頂ける様なので挑戦してみます。

■「四季 秋」(森博嗣著)

 二つのシリーズを紡ぐ謎については検算的に眺めておりましたが、「あれ?」と何かキーワードがリンクしたので記してみます。

「ジョハリの窓」

 周囲の人間が真賀田四季という天才をどのように捉えているか(認識しているか)。天才四季を一つの標本として、立場の異なる者からの視点がどのようにフィードバックされているか。そんなことをメモリに置きながらページを捲っていました。

 今号、"秋"は小説中で"現在"の部分に当り、四季嬢は世俗を超越したところから「彼女に取り込まれず、認められたものたち」に向かって、

「…ご理解いただけるかしら?」

と、彼女のみが抱く心象を打ち明けるのです。紙面は273ページありますが、彼女の登場ページは5ページ分しかありません(厳密に云うならゼロですが)。この分量の差は、彼女が与えてきた情報量に比して、知って貰いたい人への理解して貰いたい吐露の量。つまり『隠された窓』からのメッセージを伝えるための、シークレットサイトであった、そのように思えるのです…。

 さて、相も変わらずあの人とあの人は軽妙で洒落な会話(某A氏の言葉を借りるなら「完全試合」でしょうか)を続け、読後を優雅な気持ちにさせてくれます。

 偽名を使い分ける彼等(彼女等)は、名前毎に「何を見せて、相手の印象をどこに落ち着かせるか」、をコントロールします。彼等の、ウソで塗り固めた人生の考察は、やはりそれでも美しいと思ってしまう。

 そのような4つの窓を気にしながらの解釈でした。
http://www.actstage.com/PSY1.htm

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