◆一枚の"猫"。◆
2004年3月14日■2004.03.14 一枚の"猫"。
地下鉄某線。休日の閑散とした車両で、搭乗口傍の鉛直な手摺に身を預け、通り過ぎる風景も無い暗闇を見送り続ける。ドアには漆黒を包み隠さない窓ガラスと、「ドアにご注意」キャッチコピーな黄色い猫、一匹。
車両内は白無垢の花嫁でもいれば全て裏返りそうな、オセロ模様。闇とガラスが水鏡のように、椅子に俯いて座る不動の光景だけを写し続けます…。何気なく、ふと一言。
「最近ワクワクしてないな…」
ぽっと口を吐いて出た言葉に、自分でも驚きを覚えるのと同時に、近頃停滞気味だった自らの状況を"これほど的確に形容した言葉は無い!"、とはっとさせられました。
何かが欠落している、とは感じていたものの、何物かをつかむことが出来ずにいた自分。やっと行動の原理とでも呼ぶべき内燃機関を得た気がします。
地下鉄某線。休日の閑散とした車両で、搭乗口傍の鉛直な手摺に身を預け、通り過ぎる風景も無い暗闇を見送り続ける。ドアには漆黒を包み隠さない窓ガラスと、「ドアにご注意」キャッチコピーな黄色い猫、一匹。
車両内は白無垢の花嫁でもいれば全て裏返りそうな、オセロ模様。闇とガラスが水鏡のように、椅子に俯いて座る不動の光景だけを写し続けます…。何気なく、ふと一言。
「最近ワクワクしてないな…」
ぽっと口を吐いて出た言葉に、自分でも驚きを覚えるのと同時に、近頃停滞気味だった自らの状況を"これほど的確に形容した言葉は無い!"、とはっとさせられました。
何かが欠落している、とは感じていたものの、何物かをつかむことが出来ずにいた自分。やっと行動の原理とでも呼ぶべき内燃機関を得た気がします。
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