青山GoFa、三浦 靖冬氏個展(1st Stage)、鑑賞。

 1990年代に青春を送ったはずなのに、何故か異様にノスタルジィを感じさせる絵を描く、三浦氏。事実上のデビュー作『トラブルチョコレート』からその傾向があり、寡黙にして遅筆ながらも作品を発表するごとに「描きたい作品を描いている」、運にも恵まれた作家さん。

 この方による球体関節人形に惚れこんでしまったので、1st Stage個展の最終日に駆け込むように観に行きました。そして意外な驚き。大量に印刷されるコミックスと、修正痕残る原画とで、大きく感想を異にする印象を抱きました。生々しく残るホワイトの修正。台詞の写植。仔細まで描きこまれ、解像度の高い情報量にひとコマも等閑に読み飛ばせないのでした。

 都内の一等地の、有名なビルの辺鄙な一角にあるギャラリーですが、一度お試しください。ワンコインで自由も獲得できますし。

http://www.gofa.co.jp/new/miura_yasuto/miura_yasuto.htm

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索