■2004/07/15
コミック「NHKにようこそ!」、滝本竜彦氏原作、大岩ケンヂ氏画

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いきなり疑問符???

「どこかで観た事のある絵柄」。

売れっ子作家の絵柄を意図的にモチーフとしたと思われるコマ、ちらほら。きっと何らかの効果を狙ったものなのだろう。ストーリィに準拠したひきこもりコメディらしく適時、そのような絵柄が挿入されます…。いくら筆のタッチを真似る技能を持っているからといって、縮小再生産的な用い方をしなくてもいいのに、と感じてしまうのは門外漢だからなのでしょーか。

 原作は「後ろ向きに、ネガティヴに」を肯定した現代流成長物語(願望含む)。代々木から秋葉原を眺める、そんな妙な観察眼を作者の意図として誌面に脈打っているかのよう。一歩身を引いたこの時代の象徴する切り口、…といったら褒めすぎか。

 ひきこもり現象に理解を示した、初期の作品として記憶されるのでしょうか。

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