ISBN:4062124416 単行本 宮部 みゆき 講談社 2004/06/16 ¥1,890
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初読宮部みゆき。登場人物の視点切り替えのギアチェンジが軽い。速読モードだと誰が主観の文章であるか、わからなくなる。…このように感想を抱いてしまうのは、判断基準が森博嗣作品が自分の中で上位ランクを占めているからなのか、と自己認識させられる機会ともなった。
ともあれ。あとがきで宮部氏は謙遜して「ゲームの原作を尊重」しておられますが、小説からゲームへの興味が必ず湧くであろう読み応えがあります。ゲーム世代でない方にも支持されるゲームゆえ、これを機会に久しぶりにコントローラを握って欲しい。
このような小説を読むと、感動は人を突き動かすパワーへと変換され、別の手法で感動をもたらす正の循環になるのだな、と確信できます。同時に、負の連環に陥ったゲーム業界というものは、何を基準に作品を製作しているのか、不安も感じます…(杞憂であるなら良いのですが)。
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初読宮部みゆき。登場人物の視点切り替えのギアチェンジが軽い。速読モードだと誰が主観の文章であるか、わからなくなる。…このように感想を抱いてしまうのは、判断基準が森博嗣作品が自分の中で上位ランクを占めているからなのか、と自己認識させられる機会ともなった。
ともあれ。あとがきで宮部氏は謙遜して「ゲームの原作を尊重」しておられますが、小説からゲームへの興味が必ず湧くであろう読み応えがあります。ゲーム世代でない方にも支持されるゲームゆえ、これを機会に久しぶりにコントローラを握って欲しい。
このような小説を読むと、感動は人を突き動かすパワーへと変換され、別の手法で感動をもたらす正の循環になるのだな、と確信できます。同時に、負の連環に陥ったゲーム業界というものは、何を基準に作品を製作しているのか、不安も感じます…(杞憂であるなら良いのですが)。
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