◆ローカルな常識。◆
 ローカルな常識。

 緑豊かな所では、今の時期ならカブトムシを見つけるのは難しいことではありません。蜜を用意しなくても、夜になるのを待つだけで採取できるのが当たり前でした。

 一方、都会。普通のスーパーでは旬の野菜が入れ替わるのと同じくらい普通な感じに、夏になると生花売り場の隣でカブトムシが売られ始めます。

 私は前者拠り地域の出身のため、後者の光景は違和感あるものに当初映っていました。が、慣れと共に風物詩のように毎年巡ってくる定例行事のごとく目線を払う程度になっていました。

 当たり前だと思っている常識とは、地域の差ではなく知覚の差であるのかもしれません…。常識、こもんせんす。

 例えばソフトウェア業界。請け負った開発の不具合修正は費用に含まれるけど、原因調査は別途請求。そんな常識。

 テレビ業界では放映したコンテンツは製作会社と二次利用に関して契約書面は取り交わさない…らしい。SakuSakuな常識(?)。

 自分の生活圏にありふれている常識が、世間の常識と食い違っていないかどうか。それを認識できることが見識の広さなのかもしれません。

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 前回の補足。「ハードウェアのカタログスペック」って?自転車のカタログを広げれば、重量やギア比、材質等、客観的な指標を示す文字が躍っています。けれど乗り手が何を感じ、何を記憶するかといった主観的な要素は、当人にのみもたらされます。どんな感動を味わえるか…は絶対カタログには書けないですよね。

(補足、おわりっ)

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