◆「よく味はふ者の血とならん」by武者小路実篤。◆
2005年9月20日
「本はどこで買っても同じ」という風説は誤りである。
■本の魅力を引き出すラインナップ
結果としてあるタイトルを購入したとしても、棚割ラインナップの切り口で品揃えは変わる。一度手に取ったタイトルに価値を認めたら、その棚から関連書籍を探すことも出来る。それぞれの本が魅力を増幅させるシナジーを形成しているのではないか、と思う。
■書店独自のカバー(書皮ショヒ)
電車内で読むときにはカバーを掛けたまま読む。汚れ防止は個人的に重視していなくて、タイトル名を無意識にアピールしてしまうのを防止する意味で、付けたままにしています。体験的に、全国規模のチェーン店だとオザナリな絵柄&掛け方、な扱いをされている気がします。小さくて歴史のある書店だと、シンプルで味わいあるカバーをつけてくれる傾向にあるので、できるだけそういった方を選ぶようにしています。
使い捨てになる運命とはいえ、カバーを掛ける手仕事には観ていてホレボレすることもあるわけで。しわくちゃの手でせっせとカバーを折りたたんでくれるのは、「本を大事にしてくれている」と実感できます…、というわけで通ったりしちゃいます。
■ユーザのモラル高し
立ち読みだけじゃなくて、何かしらたいていの人は買っていく傾向あり。棚に魅力があることと、来店ユーザの嗜好性を把握していることと、それに対してユーザがキチンと応えていること。いいエコシステムが循環してるのが奇跡的に美しい。
---
そんなわけで。ニッチな書店を一軒紹介。
「文鳥堂書店」。神楽坂、四谷、飯田橋、の落ち着いた立地。レジ前のデザイン系や出版業界などに向けた切り口の鮮やかなラインナップ。カバーには大根の絵と、「よく味はふ者の血とならん」のシンプルな絵柄。本から栄養吸収してますよ、とちょっぴり幸せを匂わせてくれます。単純に本のサイズ別に折りたたまれたカバーではなくて、目の前で丁寧に折り紙のように折り目正しくカバーを作ってくれる。お婆ちゃんの手仕事に見惚れて、なかなか浮気できません。
新刊の売上でほとんどの売上比率を占めるのが大勢ながら、ほんのちょっぴりの個性が切れ味鋭い。そんなトコでした。
■本の魅力を引き出すラインナップ
結果としてあるタイトルを購入したとしても、棚割ラインナップの切り口で品揃えは変わる。一度手に取ったタイトルに価値を認めたら、その棚から関連書籍を探すことも出来る。それぞれの本が魅力を増幅させるシナジーを形成しているのではないか、と思う。
■書店独自のカバー(書皮ショヒ)
電車内で読むときにはカバーを掛けたまま読む。汚れ防止は個人的に重視していなくて、タイトル名を無意識にアピールしてしまうのを防止する意味で、付けたままにしています。体験的に、全国規模のチェーン店だとオザナリな絵柄&掛け方、な扱いをされている気がします。小さくて歴史のある書店だと、シンプルで味わいあるカバーをつけてくれる傾向にあるので、できるだけそういった方を選ぶようにしています。
使い捨てになる運命とはいえ、カバーを掛ける手仕事には観ていてホレボレすることもあるわけで。しわくちゃの手でせっせとカバーを折りたたんでくれるのは、「本を大事にしてくれている」と実感できます…、というわけで通ったりしちゃいます。
■ユーザのモラル高し
立ち読みだけじゃなくて、何かしらたいていの人は買っていく傾向あり。棚に魅力があることと、来店ユーザの嗜好性を把握していることと、それに対してユーザがキチンと応えていること。いいエコシステムが循環してるのが奇跡的に美しい。
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そんなわけで。ニッチな書店を一軒紹介。
「文鳥堂書店」。神楽坂、四谷、飯田橋、の落ち着いた立地。レジ前のデザイン系や出版業界などに向けた切り口の鮮やかなラインナップ。カバーには大根の絵と、「よく味はふ者の血とならん」のシンプルな絵柄。本から栄養吸収してますよ、とちょっぴり幸せを匂わせてくれます。単純に本のサイズ別に折りたたまれたカバーではなくて、目の前で丁寧に折り紙のように折り目正しくカバーを作ってくれる。お婆ちゃんの手仕事に見惚れて、なかなか浮気できません。
新刊の売上でほとんどの売上比率を占めるのが大勢ながら、ほんのちょっぴりの個性が切れ味鋭い。そんなトコでした。
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