◆「すなおになれば@週刊モーニング」◆
 応援の意味を込めて、ご紹介。

 アスリートっぽくない、日常的な自転車ライフの代表といえば、通称「アオバ」(並木橋通りアオバ自転車店)。自転車の描写にごまかしは効かないし、ハートフルなストーリィで成立しているレアな存在。単なる小道具かもしれないけど、そこに人並みならぬ思い入れがあるからこそ、丁寧に書き込まれている…、そんなことに思いを馳せてしまいます。

 2006.04.20発売の週刊モーニング誌上。「すなおになれば」第二話が掲載されました。第一話のときに紹介するタイミングを逸してしまったので、遅まきながらご提示させていただきます。

 表紙からして、またも自分との繋がりを感じてしまうPacific-18が描かれております。とはいえ、自転車は小道具アイテムであり、ストーリィ展開の中心は男女二人。ボーイフレンドのような、恋人未満のような…曖昧あやふやな仲がどうなるの?、がメイン。

 片道60km走るのが普通だったり、レーサーパンツにオーバーパンツを重ね着していたり、とリアルさを感じる描写がちらほら。想像だけで描くのが難しいアイテムですし、仔細まで描きすぎないながらも誤魔化さないあたりは、とても好感を覚えます。

 オトコノコの趣味というのは、えてしてガールフレンドのオンナノコにも参加してほしいと願ってしまうもの(定番)。その上、幸運が重なって彼女がその趣味に手を出してくれても、いきなり自分と同じレベルの高みを望んでしまうワナに陥りがちなもの。

 作中では趣味だけでなく、彼女の大学生ライフにまでも尊重して干渉しなかったあたりに、「あぁナルホド」と思いつつ。「アッサリし過ぎてない?」とも思ったり。で、やっぱり彼女の方から先輩と呼ぶのはヤメロと云われてしまったり、と距離感のせめぎ合い(?)があったり。

 このクオリティで定期連載してほしー。絵柄のマイルドさも好みの範疇。二足の草鞋を止めたら、ばりばり上達してしまうのかな?雑誌は保管しないルールにしているので、はよう単行本出してください。。。

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